アラド戦記と幻想神域で魔法ぶっ放すバカのチラシの裏

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最初の一部を公開します。

若干手直ししたい所なんですが、毎回保存から開く度に推敲を重ねて文章を作っているので、意外と手間がかかってます。

ついでに、サブタイトルは仮の物です。

※注意!※
NEXONオンラインゲームにおける著作物の利用ガイドラインに基づいて作品を作成しています。
従いまして、引用元掲載のない無断転写・無断使用を禁止させていただきます。


WEB上に載せることによる文章の乱れ等は手直ししてます。

堂々と公開するのも恥ずかしいので、読みたい方は続きからどうぞ。

なお、この作品はさくらサーバーを基に作られたフィクションです。
また、作品自体が作成途中のために、リアルタイムの現状が描かれる事があります。

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楓物語 大樹の選んだ小さな光





――――……たしの声……聞こ……すか……?

ふと通りかかって見上げていた桜の木。そこから、声が聞こえた気がした。

――――私の声が、聞こえますか……?

幼い頃から親しんできた、その桜の幹に触れると、はっきりと声が聞こえた。何があったのかと一瞬周りを見渡し、自分の耳を疑う。しかし、そこには自分以外誰もいない。

――――あの世界を、救って……私の力では、救えない……!

とっさに幹から手を離し、桜を見上げる。もうすぐ満開を迎えそうな桜は、少しずつ散りながら、その命を天に向けているように見える。
……あの世界って何?
そう思いながら、急いで帰路へつく。パソコンをつけっ放しにしていたのを忘れていたのだ。

買った物を全て仕舞い終えると、パソコンへ向かう。いつものサイトを見るためにネットウィンドウを開いたが、メールボックスが気になってしまい、いつものサイトを見る前に玄関へと足が進んでいた。
普段あまり見ないメールボックスは、チラシ以外何も来ない。しかし、この日は違っていた。
一通だけ、手紙が来ていたのだ。それも、ハンドルネームで書かれた手紙が。

  虎雛 朔夜様
    平素は当社をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
    当社主催のインターネット抽選会におきまして、虎雛 朔夜様の
    ご当選を確定させていただきましたので、当社オンラインゲーム
    「MapleStory」キャラクターID、パスワードの通達をさせていただ
    いた次第でございます。
    ご確認のうえ、MapleStoryをお楽しみください。

     キャラクターID:********
     パスワード:********

宛て先に見覚えがあった。友人と共に申し込んだ、キャラクター抽選主催の会社だ。
「この間の抽選、当たったんだ……。確かメイプルのデータ自体はインストールしてたんだよねぇ……せっかく届いたんだし、やってみようかな」
パソコンの前で、手紙に書かれていたサイトを確認する。そして、抽選会の記事を開く。

  キャラクター抽選会配布予定ゲーム:MapleStory
  キャラクター抽選会配布予定IDで製作された全てのキャラクターには、
  MapleStoryのオリジナル防具をプレゼントします。お楽しみに!

「オリジナルの防具、かぁ。キノコの形してるし、キノコの帽子だったりしてねー」
1人でその記事を見ながら、苦笑してしまった。

夕食を済ませてから、再びパソコンの前へ座る。ジョイパッドをパソコンにセットし、そして、昨日インストールし終えたばかりのキノコのアイコンにカーソルを合わせる。
その時だった。

――――この世界を、救って。

また、桜の幹に触れた時と同じ声が、頭に響いた。
一瞬、脳に電撃が流れたような痛みが走った。が、体には何も異常は見られなかった。
パソコンの画面を見ると、ログイン画面になっていた。
「へぇ……これ、フルスクリーンなんだ」
そんな感心をしながら、手紙に書かれていたIDとパスワードを軽快に打ち込んでいく。サーバー選択画面には、植物の名前を冠したサーバーが、メニューのように並んでいる。
ふと、脳裏にあの桜の木が浮かんだ。
「そうだ、さくらを選ぼう……」
他のサーバーに見向きもせず、さくらサーバーの札を選ぶ。友人がさくらサーバーにおいでと言ったからではないが、無性にさくらサーバーを選びたくなった。
チャンネルを選び終えると、キャラクター選択画面に移った。
「キャラクターを作るのか……そういえば、育成のサイトが検索で引っかかってたな」
その育成サイトを印刷した紙を見ながら、キャラクターを作っていく。
「魔法使いはーっと……INTとLUK? 知力と幸運を上げていけばいいのか……となるとキャラクターステータスはっと……」
一つずつ確認しながら、確実にキャラクターが出来上がっていく。
その時だった。
側に置いた携帯電話から、お気に入りの着メロと共に、友人からのコールを知らせる。
『紗希ー! 今メイプル起動してる?』
電話に出てみると、以前からメイプルを勧めてくれた友人、愛美だった。
「うん、今抽選会で貰ったIDでキャラクター作ってるよ」
『えー!? 紗希ってばあの抽選会当たったの!? いいなー。Nexonにしては太っ腹な企画だったのにー』
電話の向こうで話している愛美が、紗希と共に応募した抽選から外れた事に悔しがる姿が容易に想像できる。
「しょうがないじゃん。この企画、ID当たるのは一人だけだったんだし」
『そうだねー……オリジナルストラップだけ当たった分、マシかなぁ』
愛美は、ストラップの入った袋をがさがささせて、ストラップを出しているのだろう。
「ともかく、愛美。キャラ作ったよ」
『あ、待って待ってー。今初心者島の一番最初の所にいるんだけど、紗希は何チャンネルに入った?』
同じさくらサーバーに既にキャラクターを作っていた愛美が慌ててキーボードを動かしている音が聞こえる。パソコンから離れていたのだろう。
「えーっと……12チャンネル。キャラの名前は……」
『りょうかーい。それじゃ、『緋菜乃』ってキャラで待ってるね』
キャラクターの名前も聞かず、愛美は電話を切った。紗希も、突然切れた電話に苦笑しながら、再び携帯電話を定位置へと戻した。
キャラクターを製作し終えて、キャラクター選択画面へと戻る。選んだキャラクターにスポットライトが当たり、動き出す。
――――貴方が、この世界を救う、『鍵』……。
小さな声がつぶやくも、音楽を聞き入っている彼女の耳には既に届いていなかった。
コメント
この記事へのコメント
ついつい見てしまった!

流石文章力があるねb

これからの展開が気になります~

早く続きがみたいじぇぃb
2007/05/10(木) 22:52 | URL | 桃たん!! #-[ 編集]
さすが、文章が俺とは違う!
日本語に自信がありません。
でも英語は大嫌いです。(関係無い

これからの展開・・・気になるw
2007/05/10(木) 23:33 | URL | エクルト #k9MHGdfk[ 編集]
桃たん>>
文章力があるっていうより、文字の組み合わせ方に気をつけるだけだよ。
まぁ、これの続きはサイトに載せる予定。

エクルト君>>
いやいや、これでもまだまだ拙い方だよ。
日本語も英語も、最初は文法の並びなんて気にしなくていいし、とりあえず単語を並べてうまく繋げられるようにする事を意識すれば大丈夫。

これからの展開は3章までしか作ってないから内緒です。
2007/05/11(金) 02:34 | URL | 天空琉 #oNnex6fQ[ 編集]
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